ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜
 それにしても、こんなモノをソファに座らせておくなんて、どなたの趣味かしら?

 もし和也の趣味だと、ちょっと私には付いて行けないかも……


 てな事を考えていたら、人形の首が、ゆっくりと……グルンって感じでこっちに回った!


「ぎゃあ~~!」


 思わず私は悲鳴を上げてしまった。


「どうした、彩花!?」


 和也がすぐに駆けつけてくれ、私は和也に抱き着いた。


「に、人形が、動いたの!」


 和也は、私の言う事を信じてくれるかしら?

 そんな心配をしていたら、


「兄貴、悪ふざけはやめろよ」


 と、和也は低い声で言った。


< 348 / 417 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop