密なカラダにくちづけて。
「何で、目をそらすの?」

英介君の手が私の頬に触れるとゆっくりと自分の視線に合わせる様に 私の顔を動かす。

ゴクッ…。

ツバを飲み込んでから、私は言葉を出す。

「啓介にバラスの…?」

「どうしようかな…?」

「バラしたかったらバラしてもいいよ。

啓介だって、散々、浮気していたんだから。英介君だって、その事を知ってるでしょ?」

「そうだよね。兄さんも浮気したい放題だったもんね。」

英介君は、ニヤリと笑ってから 手を下ろす。
< 29 / 179 >

この作品をシェア

pagetop