あの頃、テレフォンボックスで
「相手は一体どこの人?」


志穂なら答えを見つけてくれるかしら?
助けて、志穂。


「相手は・・・・

未来の先輩・・・・」



「未来ちゃんの?クラブの先輩?
卒業生かなにか?」


「・・・未来の、
一つ上の・・・・先輩・・・・」


「え?高校生?
高校2年??

17才ってこと?」



黙ってうなづく。


「瞳子・・・・
なんで、また・・・・・」



「わからないのよ、自分でも。
でも、最初に会ったときから
彼に惹かれてた。


彼の言葉に
彼のしぐさに

引き寄せられずにはいられなかった。


私たち、どうして
出会っちゃったんだろう。」





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