わたしは女の子になる。

「いや、動物園の時はいいけど、誕生日のときの超顔疲れてるもん!」

「すいませんねー部活帰りだったんでー」

「…あ、お疲れのところ申し訳なかったです」

「いえいえー」


あの時彼は、部活の大会終わりだったのに、わざわざ時間を作ってくれた。

今思うと、あの時がベストの告白のタイミングだったのかな、とか思うけど。

あれよあれよという間に受験生になり、タイミングを掴めずに現在に至った。

いい加減、自分のへタレっぷりに憤りすら覚える。



「とりあえず、使用期限でも書いて貰おうか」

「え、あ、はい。なんて書こっかなー」


彼からボールペンを渡されて、うーん、と考える。


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