わたしは女の子になる。

「そういえば昨日友達と遊びに行ったらねー、友達がつけまつげ大好きで100均とか雑貨屋でつけまつげのコーナーに行く度に『私、つけまに囲まれて幸せだよ!』って言ってたー」

これ以上同じところをやったら、さすがに彼に怒られそうなので、首のあたりを揉みながら別の話をする。


「つけまつげねー、おまえいらないよなー」


私の話を聞いていた彼が言う。


「ってか、つけま似合わないんだよねー。ちなみに目はオトン似です」

「オトンかよ!」

「オトンめっちゃ目ぱっちりしてるからね」

「見たい!」

「あー携帯に写真あったかもー」


彼の座っている椅子の隣の椅子に置いてある私の鞄に入っている携帯を取り出して、画像を探す。


「あったあった」


肩もみをしていた位置から変わらないで、彼の後ろから腕を回して、彼の目の前に私の携帯を持ってくる。


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