雪が降る町~追憶のletter~

「白?ああ、白いのっていいよね。おれ一番好きかも。冬好きだからかな」


大地のいう言葉の端端が、さっきのことに繋がって感じてしまって晶は胸を高鳴らせてその白い封筒のクリスマスカードを手にしたまま大地を見る。


「大ちゃん、あの、」
「遅い!さっさとそれ買ってこいよ」


晶の邪魔をしたのは言うまでもなく快斗。
快斗に言われて晶は言おうと思っていた言葉を飲み込むと、すっとレジへと向かって行ってしまう。


「快斗~~~~~言い方!」
「ダイがそういう言い方させたんだろーが」


男2人が女性客に囲まれてクリスマスカードの前に立っている違和感に通りすがる人が視線を送り、それに気付いた2人はそそくさと店の外に出て晶を待った。


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