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「そうだけど……みあは、大切な友達だもん」
「陣ってば、私に甘えすぎじゃない?」
陣、わかってる?
私は笑ってるけど、本当はうまく笑えてないんだよ。
「みあは、柔らかくて、猫みたいで、本当に可愛い」
陣が私を抱きしめる力が、強くなる。
陣、ずるいよ。
私は貴方のことを大好きなのに、貴方は応えてはくれないくせに。
「みあを俺のものにできたらよかったのに……」
そんなことを、軽々しく口にしないで。
陣に、そんなことができるわけないでしょう?
だけど、だけど陣、私は貴方が大好きだから、今涙が出そうなほど嬉しくて、胸が張り裂けそうなほど苦しいの。
陣、貴方は何も知らないけど、今日で私は貴方の前からいなくなる。
何度泣いても、私はやっぱり貴方が大好きなの。
陣……好き。
貴方の柔らかい茶色の髪が好き。
いつも私に優しくしてくれるのが好き。
貴方の綺麗な灰色の目が好き。
貴方の骨ばった手が好き。
変な冗談をいきなり言うのが好き。
貴方の高い鼻が好き。
貴方の低い声が好き。
いつも私を抱きしめてくれるのが好き。
いつも可愛いって言ってくれるのが好き。
陣、大好き。
貴方のことが好き。
大好き。
大好きすぎて、疲れちゃった。
だから、さようなら。