time ~戻れない時間~
春二は野球部のみんなに囲まれていた。
「あれ、絶対からかわれてるね」汐莉は春二がいる方を指指してそう言った。
「そうだね。野球部はからかうの大好きだからな…ま、春二嫌そうな顔してないけど」ふふっと二人で笑いあった。
「あ、もちろん私もあんたらに投票したよー」
汐莉は携帯をチェックしながら話しかけてくる。
「もーやだよー私。」
「ここまで来たならとことんやらないとー私もいい感じだし」そう言って照れた顔をする汐莉。
汐莉は恋多き少女なんだけど、今の好きな人ははまりにはまってるらしい。サッカー部の人だと言っていた。
「幸せそうで何より~ま、汐莉のことだからいけるだろうけど」
「いや、それが手強くてさーあいつ。鈍感だからストレートに言わないと伝わらないっぽい」携帯を見つめながら話す汐莉。
「え、汐莉が告白するの!?」
「だってーモタモタしてたら怖いじゃん。あいつあの顔で意外とモテるし…」
汐莉とのガールズトークはその決定戦やらが始まるまで続いた。