純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~
旅行のパンフレットとガイドブックを片手に、楽しそうに話す二人。
我儘は言っておいた方が……そんなことを口にする自分は、それができないでいる。
その後、歩から電話があって、旅行の詳細について詰めた後、お二人は帰られた。
『梓、スケジュールはご本人のご自宅でいいのか?』
「えぇ、そうしてもらえると助かる」
『了解』
歩はこうやって、いつも何とかしてくれる大切なパートナー。
仕事でも、プライベートでも……のはずだった。
「ねぇ、歩」
『ん?』
「今度のお休みって……」
私は思い切ってそれを口にした。
このままではどうしようもない。
何かにがんじがらめに縛られて、どこにも飛び立つことができなくなってしまった鳥。
それが、今の私。