純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~
「なっ、何するのよ?」
その様子に、ホッとしながら、それでもそんな言葉を吐きだしている私。
「俺、キス上手いだろ?」
「はっ?」
助けてもらったとはいえ、そんな勝手な。
そんな風に強がって見たものの、やっぱり体が震えて止まらない。
「ふ、ふざけないで……」
「お前、声、震えてるし。とりあえず、帰るぞ?」
私の様子に気がついた彼が、私の腕を無理矢理とって、足を進める。
一刻も早く、ここから立ち去りたい。
あの男の残像を追い出したい。