純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~

「早く着ろ」


彼が投げてくれたジャージは、手も足も長すぎてブカブカだった。
仕方なくそれを折り曲げると、何だか自分が子供みたいな気がしてくる。

桐生さん、無駄に背が高いよ……。



「すいません。ありがと……」


リビングに戻って、ソファーにふんぞり返っていた桐生さんにお礼を言おうとすると、突然手首を引っ張られて、何故だか視線は天井で。
すぐに彼の切れ長の二つの目が、私を見下ろす。


「お前なぁ。ホントに襲われたいのか? 何ならここでヤる?」

「えっ……」

「男の力を甘く見るな。そんなんじゃ、そのうち木本にやられるぞ?」

「い、イヤっ」



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