純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~

会場となっていた部屋を出て、そこで話そうとしたら……。


「こっち」


低い声でそうつぶやかれて、ホテルの一番端の使われていない宴会場に連れ込まれてしまった。



「安永さん。もうそろそろ式の日取りを決めましょう」

「あのっ、私……木本様と結婚するなんて、一言だって……」

「何を今更。照れなくてもいいですよ。
あの女の事を気にしているんですね。あんな女と結婚しようとした僕がバカでした。

こんなに近くにこんな素敵な運命の人がいたっていうのに」



木本がニッコリ笑ってみせるけれど、その姿さえ気持ちが悪い。



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