純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~

本当はそこで押し倒したいくらいなのをぐっとこらえて、彼女を車に乗せる。

隣に梓がいる安心感が、こんなに心地よいものだと初めて知った。

アイツが俺の言葉に口をとんがらせながら言い返してくるのも、遠慮なくケラケラ笑うのも、俺の気持ちを和ませる。



案の定、泊まる場所なんて決めてこなかった彼女。
そういう突っ走るところが危なっかしくもあり、守ってやりたくもなる。



「ちょっ……」


玄関に入るなり俺が深いキスを落とすと、胸を押し返す彼女。それでもかまわず舌を絡ませる。
彼女の頬が赤く染まっていくのを見て、もっと苛めたくなってしまう。

男の性欲を甘く見るなよ? 

勿論体だけが目的じゃない。
だけど、好きな女が別の男に抱かれていたのを、ずっと傍で見てきたんだ。

今日は容赦しない。



< 299 / 311 >

この作品をシェア

pagetop