純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~

「ここで雇ってくれないかな」なんてボソッとつぶやいた梓。

ここに来ることが彼女にとってどれだけの決断だったのか、理解できた。今まで積み上げてきたものすべて、投げ捨ててきたのだから。

そして、そうしてくれた彼女を益々愛おしいと思う。


ここの職場は田舎ということもあるのか、ローズパレスよりのんびりしていた。

だけど、たった一度の挙式を成功させたいという想いは同じ。


従業員もそんな気持ちに賛同してくれて、頑張ってくれているのは分かっていたけれど、どうも噛み合わないことが多すぎる。

仕事に対するストイックさが足りないのだ。


そして、支配人となった俺は、外に出かけなければならないことも多く、従業員の意識改革は上手く進んでいないように思えた。




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