純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~

これが、私が初めて逃したお客だった。


何とも後味が悪くて、あの後もどうなったんだろうとヤキモキして。
けれど、どうすることもできない以上、考え直してくれると祈るばかりだ。



そんなことを日々気にしていたら、ストレスがドンドン溜まってしまって。
こんなに悩んだのは、初めてだった。


バレていた……。

そんなことちっとも顔に出さずに仕事をしていたつもりだったのに。
こんなこと、歩にも言えなくて、一人で悶々として。


あの二人を見て、結婚ってなんなんだって、また考えてしまって。
素敵なカップルもいるのは確かなのに、どうして……と深みにはまってしまっていた。



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