純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~

「何にします?」

「生中とウーロン茶」

「はっ、ウーロン?」

「俺、車だし。お前、今日、ヤバそうだしな」


クククっと、意地悪そうに笑う隣の男。やっぱりムカつく。


「はい、お待ち」


ドンと置かれた生ビール。


「桐生君、上手くいってるんだね」

「あ、いえ。そうじゃなくて……」

彼は馴染みの客なのか、私には分からない会話が交わされて。



カチンとグラスを一応合わせて、ビールをグイッと喉に送り込む。


「お前、一気は止めておけよ。もう、いい歳なんだから」

「るっさい!」


桐生さんが止めるのも聞かず、半分くらいまで一気にグビグビ呑み進む。




< 86 / 311 >

この作品をシェア

pagetop