Sexual Secret
一分も話していない。



そう、たった一分以内で終えた電話だったのに。




「悪い、ちょっと出てくる」




そう言って先生は、私とパスタとホットケーキを残して、部屋を出ていってしまったんだ。



あまりにも急な出来事で、私は先生に声をかけることさえできなかった。




一人きりになった先生の部屋は、何だか心細い。




「尼野 涼」というのは、一体誰で、先生とどういう関係なんだろう。



一瞬で先生をさらっていってしまった。
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