Sexual Secret
「まだいたのか」



「…はい」



「悪かったな」




やけに素直な先生が、逆に変に思える。




何だか、胸騒ぎがする。




「あれ、パスタとホットケーキは?」



「食べちゃいましたよ」



「なんでだよ」




なんだでよ、じゃない。


そんなのどうだっていい。




ねえ先生、私、本当に心細かったんだよ。



本当に寂しかったんだよ。




「そんなの…いつだって作りますから……、この部屋に、私一人にしないでください」




私は、なんてわがままで泣き虫なんだ。
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