Sexual Secret
先生が戻ってきた安心感と、先生のやけに素直すぎることへの不安感で、涙がでた。




「ごめんな…」



先生はそう言って、私の頭をそっと撫でた。




やっぱり変な先生。


優しすぎる。




「先生…」


「ん?」




「尼野 涼…って、誰ですか?」




そう言った瞬間、先生の手はパッと止まった。



そして、温もりだけを残して私の頭から離れていった。



どこか遠くの方を見て、一切私を見てくれない。




胸騒ぎが、激しくなった。
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