Sexual Secret
結局私はその日、よっくんに抱かれても抵抗しなかった。




朝起きて、隣によっくんが寝ているのを見て、夢だったらよかったのにと思う。



もう、後戻りはできない。




私は自分の気持ちを捨てて、よっくんのそばにいるんだ。




ベッドから出て、カーテンを開ける。



だけど外の光が、今の私には眩しすぎてすぐに閉めた。




その音か光が、よっくんの目を覚まさせた。




「悠梨...?」




不安そうな顔で、私を見ている。



よっくんは今、どんな気持ちでいるんだろう。




私は、自分の気持ちさえわからない。
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