Sexual Secret
先生は、いつだってずるい人だ。




「...ホットケーキ」


「え?」





「お前のホットケーキ、食いたい」



その声は、あまりにも弱々しくて。



私の苦しさを強めた。




何も言えない私。


先生は、言葉を続けた。




「今、お前が誰かと住んでるってのは知ってる。上城から聞いた。俺、お前から離れてわかったことがあるんだ」



先生の声が聞こえるたびに、呼吸がうまくできなくなって、苦しい。



早く電話を切らなきゃ。





早く...お願い、早く。
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