Sexual Secret
目を閉じて、大きく息を吐いた。



何を言えばいいのかわからないけど、会わなきゃ何も始まらない。




そう言い聞かせて、目を開けて、病室のドアを開けた。



ベッドで横になっていたよっくんが、こっちを見た。




「悠梨...」



よっくんを見て、最初に生まれた感情。




それは、よっくんがそこにいることへの安心感だった。



助かってよかった、よっくんが今目の前に生きていてよかった。




そんな感情だった。




「よかった...」



私がそう呟くと、よっくんは小さくごめんと言った。
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