Sexual Secret
掴まれた顎、目の前にある先生の顔。



駄目だ、心臓が暴れる。




「言えねえの?」



「い、言わないんです」




その後のしばらくの沈黙の後、先生の親指が、私の唇に触れた。



まるで、その感触を確かめるかのように。




もうそのせいで、一気にそういうムードになってしまって。




「言えるよな?」



「...キス...してください」



私は、もう言うしかなくなってしまうんだ。



先生は満足そうに口の端を上げた。




「いいよ、してあげる」



そんなことを言って、先生は私にキスをした。
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