Sexual Secret
数日後、よっくんが退院する日。


私と先生は、病院の前にいた。




きちんと別れを言いたかった。



事前に日時と時間を聞いておいたはずなのに、その時間になってもよっくんが病院から出てこないから少し焦ったけど。




しばらく待って、出てきたよっくん。




「悠梨...」



「退院おめでとう、よっくん」



よっくんの前で泣かない。




病院に来る前に、自分の中で決めたこと。


もう涙は見せない、それがきっとお互いの幸せへの一歩だから。




最後に見せる顔が、泣き顔なんて嫌だから。
< 389 / 431 >

この作品をシェア

pagetop