天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ
物凄く冷たいあしらいをする龍娘。

「ああんっ、龍娘先生っ、そんなっ」

芽々は完璧超人の背中に縋り付く。

「何かと思ったら自慢話ではないか、下らん」

「違いますってば!私は真剣に悩んでるんですっ!」

イヤイヤと首を振りながら泣きつく芽々。

「……」

気を取り直して、龍娘は振り向く。

「そんな悩みは私ではなく、奥方にでも訊けばよかろう。惚れた晴れたはアイツの方が得意分野だろうに…あの朴念仁侍をも惚れ込ませたくらいだからな」

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