最期の手紙
私は
彼が亡くなったあのとき
あの10年前。


まだ小学2年生だったれおを抱え
自分の感情を整理する余裕もなかった。


きっと取り乱すであろう自分が
わかっていた。


そうして
哀しみは封印することに決めたのだった。


10年…という区切りをつけて。
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