待ち合わせのバス停で。
「あ…雪だ」
チラチラと雪が地面にゆっくりと落ちて行く。
『あ、もしもし冬?ごめんね、今から家出るから少し遅れる』
『だと思った。雪降ってるし、急がなくていいから気をつけて来いよ?』
『うん!分かった!』
「……フゥ」
雪は止まない。
あの時のように…_______。
そして、俺はまたいつもの待ち合わせ場所に行く。
待ち合わせ場所が見えて来た時、同じ制服の奴が立っていることに気がついた。
誰だ…?
近づくにつれ、誰かやっと分かった。
「………黄月」
「…やっと来たか」
なんでお前がここに…。