紅梅サドン
次の日、次郎はルノーに付き添われて青梅市の施設へと帰って行った。
昨晩、雪子の布団で一緒に寝た次郎は、朝から機嫌が良い。
窓の外は太陽が輝いて、白雲さえも見当たらない。
日曜日独特のゆったりとした清々しい匂いがした。
玄関先で次郎とルノーを見送る。
帰り間際、次郎は僕の耳元で低いドスの利いた声でささやいた。
「雪ちゃんに手を出したらーーコロス」
ルノーはルノーで、『また夕方に来るから!』と頼んでもいない台詞を吐いて、踊るように玄関を出て行った。
本格的に面倒な兄弟だ。
昨晩、雪子の布団で一緒に寝た次郎は、朝から機嫌が良い。
窓の外は太陽が輝いて、白雲さえも見当たらない。
日曜日独特のゆったりとした清々しい匂いがした。
玄関先で次郎とルノーを見送る。
帰り間際、次郎は僕の耳元で低いドスの利いた声でささやいた。
「雪ちゃんに手を出したらーーコロス」
ルノーはルノーで、『また夕方に来るから!』と頼んでもいない台詞を吐いて、踊るように玄関を出て行った。
本格的に面倒な兄弟だ。