紅梅サドン
ルノーがそこまで言い掛けると、雪子が白いスカートをフワリとさせてテーブルに座った。
「ーー秋さん。私のワガママで、ここに住まわせて下さって本当にありがとうございました。
銀座で初めて秋さんにお会いした、あの五月の日からーー。
三カ月近くも私をここに置いて下さった事、本当に感謝しています。
ルノーさんや、次郎君にも会えて、そして一緒にここに住めた事ーーとっても楽しかった。
こうして皆さんに出逢せわてくれた『紅梅エターナル』さんにも、本当に心から感謝してるんです。
私、仕事も決まりました。
小さな建築会社の事務ですが、社員寮があって、九月からはそこに住む事になりましたーー。」
そう言うと、雪子は不意に黙り込んだ。
雪子の相変わらず長いまつげが、お辞儀をした様にそっと下を向く。
静まり返った部屋は、雪子が作った料理に囲まれた僕等四人をいつまでも包んでいた。
「ーー秋さん。私のワガママで、ここに住まわせて下さって本当にありがとうございました。
銀座で初めて秋さんにお会いした、あの五月の日からーー。
三カ月近くも私をここに置いて下さった事、本当に感謝しています。
ルノーさんや、次郎君にも会えて、そして一緒にここに住めた事ーーとっても楽しかった。
こうして皆さんに出逢せわてくれた『紅梅エターナル』さんにも、本当に心から感謝してるんです。
私、仕事も決まりました。
小さな建築会社の事務ですが、社員寮があって、九月からはそこに住む事になりましたーー。」
そう言うと、雪子は不意に黙り込んだ。
雪子の相変わらず長いまつげが、お辞儀をした様にそっと下を向く。
静まり返った部屋は、雪子が作った料理に囲まれた僕等四人をいつまでも包んでいた。