･:*:･ﾟ'☆･:麗華お嬢様の物語･:★*:･ﾟ',

・LOVE

帰りの道のりは

予習通りのデートスポット

海岸沿いを二人で並んで歩く。

すこし人目に付きにくそうな辺りで

二人は腰を下ろし、語った。


「麗華ちゃんって

　本当に面白いよね。

　俺こんな人に初めて出会ったよ。

　何をするにしても新鮮って感じがする。」


憂は今日一日一緒に居て感じたことを素直に麗華に伝えた。

麗華の気持ちは最高潮に達していた。


「わたくしも、今日は一日本当に面白かったですわ。

　なんか憂様って本当に素敵なお方で、

　わたくしには勿体無いくらいですわ…。」


麗華は憂を上目遣いで見つめ、

そっと目を閉じた。

人生初Kissを

まさか自分から求めるとは…

人生24年目にして思わぬ出来事だっただろう。