アイ・ラブ・おデブ【完結】
二人を追いかけるように小夜はシルバーに光る大きな車に近づいた
ドアを開けている運転手は遥と環が乗ると小夜を乗せずにバタンと閉じてしまう
…あれ…あたしも乗りま~す!
置いてきぼりになるのかと焦っていると、運転手は助手席のドアを指差し自分で乗れと指示をする
…そっか~助手席はセルフなのね…
それに後ろは満員なのね…
軽自動車並の定員なんだ
言葉も通じぬ相手に怒っても仕方がないし、車のドアを開けてもらうなど慣れていない
遥を挟んで3人で肩を寄せ合うなどちょっと恐ろしい
色々考えているうちに目的地に着いたようだ
ここがどこなのか分からぬまま車から降りた
広くて明るいエントランス…一目で"超" が付く高級マンションだということは理解できた
体格のいい警備員に見守られる中、環は堂々と遥と腕を組み中へ入って行く
何か言いたそうに遥は振り返りながら小夜を気にしていた
…置いていかれる…
中に入りたくはないが、ここで体格のいいお兄さんと警備をする勇気もない
小夜は小走りで二人を追いかけた
ドアを開けている運転手は遥と環が乗ると小夜を乗せずにバタンと閉じてしまう
…あれ…あたしも乗りま~す!
置いてきぼりになるのかと焦っていると、運転手は助手席のドアを指差し自分で乗れと指示をする
…そっか~助手席はセルフなのね…
それに後ろは満員なのね…
軽自動車並の定員なんだ
言葉も通じぬ相手に怒っても仕方がないし、車のドアを開けてもらうなど慣れていない
遥を挟んで3人で肩を寄せ合うなどちょっと恐ろしい
色々考えているうちに目的地に着いたようだ
ここがどこなのか分からぬまま車から降りた
広くて明るいエントランス…一目で"超" が付く高級マンションだということは理解できた
体格のいい警備員に見守られる中、環は堂々と遥と腕を組み中へ入って行く
何か言いたそうに遥は振り返りながら小夜を気にしていた
…置いていかれる…
中に入りたくはないが、ここで体格のいいお兄さんと警備をする勇気もない
小夜は小走りで二人を追いかけた