アイ・ラブ・おデブ【完結】
昼食後には約束した古い貯蔵庫に遥が案内をしてくれた
温度管理のされた倉庫の裏手にそれはあった
小高い丘に向かって小さな古い小屋がひっそりとある
…貯蔵庫っていうくらいだからもっと大きい建物かと思った…
でもわざわざ見せたいんだから…
期待していた気持ちを少し萎ませて、遥の手に引かれて中に入った
やはり外から見た通り、それほど広くない空間に、使われていない荷車などが埃にまみれている
薄暗い物置小屋のような空間は外からは分からない奥行きがあった
…あれ?段々と下に傾斜している…
それに…天井は岩?
暗さに慣れ、辺りの様子が見えてくると小さなその小屋は地下へと続く道の入り口だと理解できた
その岩天井の入り口からは涼しい風が僅かに流れてくるのも感じる
遥は壁際にあるブレーカーのようなスイッチを上げた
すると暗闇に閉ざされていた空間は、所々に吊るされた灯りに照らされて奥へと延びる通路を現した
地下道を覗いて見るが数メートル先でカーブしており、探検家なら胸を踊らす様相をしていた
温度管理のされた倉庫の裏手にそれはあった
小高い丘に向かって小さな古い小屋がひっそりとある
…貯蔵庫っていうくらいだからもっと大きい建物かと思った…
でもわざわざ見せたいんだから…
期待していた気持ちを少し萎ませて、遥の手に引かれて中に入った
やはり外から見た通り、それほど広くない空間に、使われていない荷車などが埃にまみれている
薄暗い物置小屋のような空間は外からは分からない奥行きがあった
…あれ?段々と下に傾斜している…
それに…天井は岩?
暗さに慣れ、辺りの様子が見えてくると小さなその小屋は地下へと続く道の入り口だと理解できた
その岩天井の入り口からは涼しい風が僅かに流れてくるのも感じる
遥は壁際にあるブレーカーのようなスイッチを上げた
すると暗闇に閉ざされていた空間は、所々に吊るされた灯りに照らされて奥へと延びる通路を現した
地下道を覗いて見るが数メートル先でカーブしており、探検家なら胸を踊らす様相をしていた