アイ・ラブ・おデブ【完結】
真っ赤なネイルの指が、高そうなコーヒーカップを優雅な仕草でソーサーに戻した
小さくカチャリと音が聞こえ、互いの言葉を待っていた
「…いいわ…
もう少しはっきりと伝えなくてはいけないのね…
この前に見に行った店をあなたに任せるわ
店の傍に私達の家も建てる予定よ!
遥…あなたは私のパートナーになるの…もちろん…人生のパートナーよ!
うふっ…遥は東京のあんな小さな店で終わるような人じゃないわ
あんな店は共同経営者にくれてやればいいわ!
ついでに子猫ちゃんだってその辺の野良猫と仲良くしていればいいのよ…その方がぴったり合っているわ」
拳を握りしめ、深く息を吐いて震える体を落ち着かせた
「……環
そんなことを本気で…言っているのか?
君のいう通りにするわけがないだろ…帰るよ」
低い声ではっきりと断りドアの方へ踵を返した
小さくカチャリと音が聞こえ、互いの言葉を待っていた
「…いいわ…
もう少しはっきりと伝えなくてはいけないのね…
この前に見に行った店をあなたに任せるわ
店の傍に私達の家も建てる予定よ!
遥…あなたは私のパートナーになるの…もちろん…人生のパートナーよ!
うふっ…遥は東京のあんな小さな店で終わるような人じゃないわ
あんな店は共同経営者にくれてやればいいわ!
ついでに子猫ちゃんだってその辺の野良猫と仲良くしていればいいのよ…その方がぴったり合っているわ」
拳を握りしめ、深く息を吐いて震える体を落ち着かせた
「……環
そんなことを本気で…言っているのか?
君のいう通りにするわけがないだろ…帰るよ」
低い声ではっきりと断りドアの方へ踵を返した