アイ・ラブ・おデブ【完結】
「そうだ!ライブのチケットがあるんだ
一緒に行こうよ」

「いや…俺と年越しイベントに参加して!」

「鍋パーティーしようよ
俺ん家にいい肉が送られてくるから」

こんなに男性からの誘いを受けたことのない小夜は戸惑い、会場から少し離れた化粧室へと逃げ込んだ

…ふぅ~…あんなに誘われても…困るよ…
みんな…どうしちゃったの?
一昨年までは食事に集中出来たのに…
去年は参加しなかったから…
何か…忘年会の趣向が変わったの?

会場に入ってから30分も彼らに捕まっていたようだ

このまま帰ってしまおうか…そう考えたがまだ支社長の挨拶も終わっていない

やはり社員としての選択肢は一つだけなような気がして会場の隅へと戻り、胃袋を喜ばせる事に集中した

それからはビンゴや出し物、社内人気ランキングの発表などで盛り上がり、小夜を構う人は現れずに心ゆくまで料理を口にすることができた
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