アイ・ラブ・おデブ【完結】
「小夜さん…彼が話をしなければ、環さんという方に対峙することも必要だと思います
あなたにとって辛い時間になるでしょうが…ここに来たのは小夜さんが前に進むためのステップです
避けていては前に進めないのでは?
山岡さんが言うように苦手な相手とも向き合ってみましょう!
その後のフォローは任せてください
美味しい料理と私の癒しで回復させてあげます」

…癒しって…何をするのかしら?
でも…慎太郎さんの言うことも頷ける…
そうだ!あたしはとことん傷つく覚悟で来たんだ
環さんとも話さなくちゃいけないのかもしれない…

始終ふざけた言い草の由美子も真剣な表情で話す慎太郎も、どちらも小夜のことを考えてくれている

こんな遠く離れた場所まで来て嬉しいお節介をしてくれるのだから、これ以上の応援団はいない

勢いと覚悟だけでなく心強い味方を得て、明日への力が沸いてくるようだ
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