アイ・ラブ・おデブ【完結】
首から上はプロの手仕事が施されているが、自転車通勤のパンツスタイルにスニーカーはマイナス1000ポイントだ

…これじゃ、七五三の後に洋服に着替えて遊ぶ子供のようだ
いや…着ぐるみの頭を取って休憩してる人?
とにかく、アンバランスだよね…
そもそも、この店にあたしがいるのも、アンバランスか…

そんな妄想を繰り広げている内に、いつの間にか奥の試着室へ入れられ、服を脱いで待つように言われた

…どうしよ…でもあの店員さんに逆らう勇気はないよね
あの冷たい視線は…怖い…

小夜は指示された通りに着ている服を紙袋に入れた

「それでは、こちらをお召しください」

そう言って紙袋と交換に渡されたのは、膝上丈のパーティドレスだ

…うわっ!これ…なに?
こんな短い服なんて…
…あぁそうか…だから無駄毛があったら駄目なんだ…納得
駄目!納得してる場合じゃない…

小夜の戸惑いを無視するように由美子の声が聞こえてきた

「ほら~!急いでよ
遅刻して目立ちたいの?
それとも裸で行くの?それでもいいけど、アンタの嫌いな注目を集めるのは必須ね」

着ていた服はすでに手元にはなく(由美子の作戦通りに…)、渡されたシャンパンゴールド色の薄い布地を身に纏った
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