アイ・ラブ・おデブ【完結】
お盆休み前の平日だが、夏休みのためか少し道路は混雑していた

空港が近づいてくると小夜は段々と気持ちが高まり、いよいよなんだと思えてくる

車の中でも空港に着いてからも小夜の右手を握りしめ、ずっと離さない

「遥さん…あの…お手洗いに…行ってもいいですか?」

遥が握る右手を見つめ、小さな声で聞いた

「…駄目!小夜は隣にいるの!」

…そんなぁ~遥さんの意地悪!
抗議の目で隣にいる遥を見上げると

「そんな顔を誰にも見せないでくれよ
日本の女の子ってモテるんだから…
小夜の可愛い顔を見せたら駄目だよ
ずっとマスクとサングラスをさせたい!
あそこで買えるかな…」
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