アイ・ラブ・おデブ【完結】
「……はい…」

恐る恐る言葉を発すると

「もしもし…小夜!」

ついさっきまで一緒にいた遥の声が聞こえた

遥しかこの番号は知らないので当然なのだがその声を聞き、小夜は胸がギュウと苦しくなった

「遥さん!」

「小夜…まだ飛行機には乗ってないんだろ?
声が聞きたくなっちゃって!
少し話せるか?」

…別れてから30分も経ってないのに…
でもあたしも遥さんの声が聞きたかった…

それから二人で30分以上、飛行機への搭乗案内がされるまで話していた
< 528 / 1,499 >

この作品をシェア

pagetop