アイ・ラブ・おデブ【完結】
しかし、祖母に見つかると兄は外で遊んできなさいと小夜から引き離されてしまう

見つからないように勝手口の裏や納戸の奧などに隠れて遊んだ

遠くから小夜を呼ぶ声がしないようにと祈りながら…


小学生になっても祖母の態度は変わらなかった

兄弟としか遊んだことのない小夜は、学校でも引っ込み思案な内気な子供だった

体が弱く欠席がちで友達はなかなか出来なかった

熱を出しては度々、町の病院に入院を繰り返していた

父も母も仕事が忙しく入院をしても付き添える訳ではないが、寂しくなかった

祖母から離れ、看護婦さん達と楽しく過ごせる時間が小夜にとって緊張しない唯一の時間だった
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