アイ・ラブ・おデブ【完結】
入院をしている病院は町唯一の総合病院だが、隣のベッドには内科のお婆さんや足を怪我した若い人がいるような小さな所だ

小夜はベッドの上で本を読んでいると隣のお婆さんがお菓子をくれたり、折り紙やあやとりを教えてくれた

お婆さんは宮本さんという隣町に住むおっとりした優しい人だ

どこを患っていたのかは分からないが、宮本さんも入退院を繰り返していた

よく小夜と同室になることが多く特に仲が良かった

宮本さんの旦那さんも優しく小夜に色々な話を聞かせてくれた

家では得られない、穏やかな時間をくれる宮本さんが大好きだった
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