アイ・ラブ・おデブ【完結】
女子高生の小夜
小夜は家で勉強ばかりをしていたので、高校は兄と同じ地域一番の進学校へと進むことができた

この時も祖母から誉められることはなく
「女がそんなんで一番になってもしょうがない!」

と嫌みを言われた

兄が生徒会長、サッカー部の部長などという目立つ存在だったため、小夜も入った当初から有名人だった

有名だったのは兄のせいだけではないが、そのことには小夜は気づいていなかった

人見知りの小夜は高校でも周囲に馴染めず、昼休みには図書館や木陰で本を読んでばかりいた
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