アイ・ラブ・おデブ【完結】
そこからは何も考えられなくなってしまった

良孝達とどうやって別れたのか、家までどうやって帰ったのかも分からない

車から降りると祖母はさっさと家の中に入ってしまった

振り袖姿で庭に立ち尽くす
泣き出しそうになっていると弟の圭輔が走り寄ってきた

「小夜!大丈夫か?
取り敢えず中に入ろう」

たくましい圭輔は抱きかかえるようにして連れて行ってくれた
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