アイ・ラブ・おデブ【完結】
由美子と二人で後ろの目立たぬ席へと座った

「ヤツが出てきたら起こして…」

と由美子は目を閉じてしまった

壇上に次々とあがる弁護士達は皆、身近な問題を雄弁に解決へと導く術を語っている

…あたしのこの悩みは解決しないのかしら…
きっと法律じゃ無理なのね…

さっきお土産にと買ったサザエさん人形焼きを口に放り込みながら思っていた

良孝が壇上に現れるとマダム達からため息混じりの囁きが聞こえてきた

「あ~んもう少し私が若かったら…
良孝さんみたいな人にお嫁に行くのに!」

「あら奥様!あのご子息様は結婚なさるらしいわよ」

「まあ!本当に…
玉の輿ね…きっと」

「でもあの噂もあるじゃない?
本当なのかしら…女子高生と…」

マダム達の声に由美子も目を覚まして聞き耳をたてる
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