2番目でいいから【完結】
冬哉先輩とつきあい始める

告白

生徒会の活動が終わり、生徒会室を出て行こうとする冬哉先輩を呼び止めた。

「ほんの少しだけでいいので、お時間頂けますか?」と言うと「ホントに少しなら」と冬や先輩は言った。
私は、生徒会室のとなりの資料室に、入った。
冬哉先輩は怪訝な顔をした。

生徒会室には、まだ数人の生徒が残っていたので、プライベートな話しは避けたかった。
「プライベートなことなのでと」と私が言うと冬哉先輩は、納得したようだった。

そこで、思い切って「私は、冬哉先輩が好きです。」
「智恵子先輩がいるのは知ってます。」
「だから、2番目でいいですから、カノジョにしてください。」と言った。

断れると思った。
しかし、「いいよ。でも、覚えておいて欲しいんだ。」
「決して、あなたを1番にはできない。」

私は、「はい。」と答えた。
そんな事を言っても、つき合ってるうちに、1番になってみせるって思った。

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