大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
「院長がよろしければ次回からはそのように伝えておきますので…」
木崎は淡々と処置の準備をしながら言う。
「いえ、あの人には嫌いではないんですがトラウマがあるので別に…。」
子供のころに散々な目にあわされている由香里はむしろ院長に会いたいとは思っていない。
「そんなことより、次回って…もしかして一回で終わらないってことですか?」
次回の話をされていることに由香里の鼓動が強くなる。
「志水さんの場合は、見てみないと詳しくはわかりませんが詰め物が外れたなら中に虫歯があるかもしれません。それに暫くこちらにいらしていないようですので全体のクリーニングなどもした方がよいかと。」
「いっ、一回で終わらせてください。お願いします。」
由香里は大きな瞳にうっすら涙を浮かべて長身の木崎を見上げた。
外れたものを詰め直すだけだと思って勇気を出して訪れたのだ。
由香里はこの先何度も通うなんて正直考えられなかった。
「…兎に角、横になってください。今から診察しますので。」
何を怖がっているんだと言わんばかりの木崎の冷めた視線がおろおろと落ち着かない由香里に注がれる。
ゆっくりと由香里の座っている診察台が倒れていく。
「はい、口を開けてくださいね…。」
木崎は淡々と処置の準備をしながら言う。
「いえ、あの人には嫌いではないんですがトラウマがあるので別に…。」
子供のころに散々な目にあわされている由香里はむしろ院長に会いたいとは思っていない。
「そんなことより、次回って…もしかして一回で終わらないってことですか?」
次回の話をされていることに由香里の鼓動が強くなる。
「志水さんの場合は、見てみないと詳しくはわかりませんが詰め物が外れたなら中に虫歯があるかもしれません。それに暫くこちらにいらしていないようですので全体のクリーニングなどもした方がよいかと。」
「いっ、一回で終わらせてください。お願いします。」
由香里は大きな瞳にうっすら涙を浮かべて長身の木崎を見上げた。
外れたものを詰め直すだけだと思って勇気を出して訪れたのだ。
由香里はこの先何度も通うなんて正直考えられなかった。
「…兎に角、横になってください。今から診察しますので。」
何を怖がっているんだと言わんばかりの木崎の冷めた視線がおろおろと落ち着かない由香里に注がれる。
ゆっくりと由香里の座っている診察台が倒れていく。
「はい、口を開けてくださいね…。」