大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
「で、志水?」
社長室に取り残された由香里はとりあえず事情を聞こうと慌てて鈴木の後を追おうとしたのだが背後から聞こえてきた低い声に退出を阻まれてしまう。
西園寺に名前を呼ばれ、由香里は慌てて振り返る。
細い銀フレームのメガネが似合う端正な顔立ちが口元をかすかにあげて由香里を正面から見つめていた。
由香里の顔がほんのりと赤く火照る。
「は、はい…。」
由香里はとりあえず返事をしてみたもののその後の言葉は何も出てこない。
はっきり言って自分が何故社長のサポートにつかなければならないのか理解が出来なかった。
テレアポの部署から移動してきて3カ月まだまだ未熟な営業サポートの由香里である。
幾ら鈴木本部長のお気に入りだとはいってもそれは鈴木の暇つぶしのオモチャトシテであって仕事で絡んだことなど数える程しかないのだから能力を抜擢されての推薦だとは考えづらかった。
大体、そんな自分に比べたら営業部には優秀な人材がたくさんいる。
社長に自分の無能ぶりがばれてしまってからでは遅いのだ。
由香里はまだ傷口が深くなる前に鈴木に掛け合いたかった。
「社長…あの、ですね。」
とりあえず何とかしてこの場を脱出するために由香里は必死で思考をフル回転させる。
しかし、この状況はどう頑張っても言葉よりも先に涙が出てきそうだ。
由香里は西園寺を中心に落ち着かなく視線をさまよわせる。
「おちつけ。」
西園寺はデスクに頬杖をついて、自分と比べれば小動物のような由香里の姿を眺めている。
「別に仕事の能力を重視しているわけではない。」
「……と言いますと?」
じゃあなんで連れてこられたのだろう?
社長室に取り残された由香里はとりあえず事情を聞こうと慌てて鈴木の後を追おうとしたのだが背後から聞こえてきた低い声に退出を阻まれてしまう。
西園寺に名前を呼ばれ、由香里は慌てて振り返る。
細い銀フレームのメガネが似合う端正な顔立ちが口元をかすかにあげて由香里を正面から見つめていた。
由香里の顔がほんのりと赤く火照る。
「は、はい…。」
由香里はとりあえず返事をしてみたもののその後の言葉は何も出てこない。
はっきり言って自分が何故社長のサポートにつかなければならないのか理解が出来なかった。
テレアポの部署から移動してきて3カ月まだまだ未熟な営業サポートの由香里である。
幾ら鈴木本部長のお気に入りだとはいってもそれは鈴木の暇つぶしのオモチャトシテであって仕事で絡んだことなど数える程しかないのだから能力を抜擢されての推薦だとは考えづらかった。
大体、そんな自分に比べたら営業部には優秀な人材がたくさんいる。
社長に自分の無能ぶりがばれてしまってからでは遅いのだ。
由香里はまだ傷口が深くなる前に鈴木に掛け合いたかった。
「社長…あの、ですね。」
とりあえず何とかしてこの場を脱出するために由香里は必死で思考をフル回転させる。
しかし、この状況はどう頑張っても言葉よりも先に涙が出てきそうだ。
由香里は西園寺を中心に落ち着かなく視線をさまよわせる。
「おちつけ。」
西園寺はデスクに頬杖をついて、自分と比べれば小動物のような由香里の姿を眺めている。
「別に仕事の能力を重視しているわけではない。」
「……と言いますと?」
じゃあなんで連れてこられたのだろう?