大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
由香里はドキドキして西園寺を直視できない。
ふと、応接セットに置いたサンドウィッチが視界に入った。
「社長、誠……鈴木本部長からサンドウィッチの差し入れです。」
ずっと鈴木に言わされていたのでつい名前が先に出てしまい、由香里は恥ずかしさに顔を紅くする。
西園寺はそんな由香里を気にも留めず応接机に置かれたサンドウィッチと野菜ジュースを取り上げた。
「志水、朝食はどうした?」
「……実は就業前に食べようと、おにぎりを持ってきています。」
まさか、社長が自分より早く来ているとは思わなかった由香里は、とにかく早く家を出ることを優先していつもは必ず食べる朝食をあきらめてきたのだ。
流石に何も食べないのは嫌だったのでコンビニでおむすびを買って西園寺が出社する前に食べてしまう予定でいたのだ。
「では、一緒に食べようか。」
西園寺は由香里の返事を待たずに応接ソファーに座りなおして向かいの椅子に彼女を促す。
「……あの、私は自分のデスクでいただくので……。」
「一人で食べても不味い。付き合え。」
「はい。」
由香里はしぶしぶと指定された椅子に腰をかける。
由香里が座ったのを見届けると、西園寺はガサガサとサンドウィッチの包み紙を開け始めた。
仕方なく由香里も持ってきたおむすびのフィルムを剥がしていく。
話をするわけでもなく、各々の朝食を口に運んで行く二人。
西園寺のパンを咀嚼する音が妙に大きく聞こえた。
なんなの、この沈黙。
これじゃあ食べ物の味が分からないよ…。
由香里は大好きな鮭のおむすびを買ってきたハズなのに全く味が分からなかった。
ふと、応接セットに置いたサンドウィッチが視界に入った。
「社長、誠……鈴木本部長からサンドウィッチの差し入れです。」
ずっと鈴木に言わされていたのでつい名前が先に出てしまい、由香里は恥ずかしさに顔を紅くする。
西園寺はそんな由香里を気にも留めず応接机に置かれたサンドウィッチと野菜ジュースを取り上げた。
「志水、朝食はどうした?」
「……実は就業前に食べようと、おにぎりを持ってきています。」
まさか、社長が自分より早く来ているとは思わなかった由香里は、とにかく早く家を出ることを優先していつもは必ず食べる朝食をあきらめてきたのだ。
流石に何も食べないのは嫌だったのでコンビニでおむすびを買って西園寺が出社する前に食べてしまう予定でいたのだ。
「では、一緒に食べようか。」
西園寺は由香里の返事を待たずに応接ソファーに座りなおして向かいの椅子に彼女を促す。
「……あの、私は自分のデスクでいただくので……。」
「一人で食べても不味い。付き合え。」
「はい。」
由香里はしぶしぶと指定された椅子に腰をかける。
由香里が座ったのを見届けると、西園寺はガサガサとサンドウィッチの包み紙を開け始めた。
仕方なく由香里も持ってきたおむすびのフィルムを剥がしていく。
話をするわけでもなく、各々の朝食を口に運んで行く二人。
西園寺のパンを咀嚼する音が妙に大きく聞こえた。
なんなの、この沈黙。
これじゃあ食べ物の味が分からないよ…。
由香里は大好きな鮭のおむすびを買ってきたハズなのに全く味が分からなかった。