トーク!
自分で思ってたよりも低くなった声が、新杉さんの首を傾けさせる。
それでもやっと開いたあたしの口は、閉じるってことを知らなくて、


「なんでそんなに普通なんですか!?」


ついにいつもどおりの新杉さんの顔を、わずかに歪めさせた。


「あたし、この10日間、ずっと悩んでました!」

「……え?」

「ずっと新杉さんのことばかり考えてました!!」

「も、六花ちゃん……?」

「新杉さん、今何してるだろうとか、新杉さん、今どこにいるだろうとか!」

「……あ、の」

「あたしから電話ないこと気づいてるかな、とか、そろそろ寂しいと思ってくれるかな、とか!」

「……」

「ずっと考えてました!!」

< 51 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop