きみといっしょに
大丈夫…大丈夫…
棺桶の横を歩くだけ…怖くない…怖くない…。
わたしはそう心の中で自分に言い聞かせながら、高野くんとゆっくり歩く。
15メートルくらいある長細い部屋でも案外突っ切るのが速くて、普通に扉がすぐ目の前になる。
「あはは、何か起きるのかと思ったら何にも起きないんだね」
高野くんは扉に手をかけながら苦笑した。
「うん、そうだ………
『ギギ…ギギギギギィ…ギギ―――』
ね…??」
そうわたしが答える最中に部屋中に響き出した不気味な音。
こんな音したら今から何か起きますって言ってるようなもんだよね…?
恐る恐る振り返ってみると…
「ひっ――」
驚きと怖さでわたしの口から小さい悲鳴のような声がでた…。