きみといっしょに




さっきまで何事もなく静かに並べられていた全ての棺桶の蓋が不気味な音をたてながら開いていっていた。




そしてガタッという音を響かせて棺桶から蓋が取れると
それぞれの棺桶から人…いや、吸血鬼や包帯男、フランケンシュタインといった、よく映画や何かに出てくるような面々が立ち上がって、わたしたちのいる方向に体を向かせてくる。





「た、たか、高野っくん……!」




「あはは…これはー…早く逃げた方がいいかんじだね?」




さすがの高野くんも苦笑いで目の前にある扉を開く。




『待てぇ………逃げるなぁ……』


部屋中にそんな声が響いたかと思うと吸血鬼たちは一斉にわたしたちの方に走ってきた




「いやいやいやっっ、来ないでぇぇっっ!!!」




わたしはそう叫ぶと共に高野くんと一緒に走り出す。




もちろん高野くんに腕を絡めたまま…。








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